アスリート選手のように。
ご存知でしたか?実は檜は伐ったあとの方が、強度が増すことを。
檜は伐採後、約200年かけて約30%も、強度が徐々に増すのです。
その後は、徐々に強度が下がって、1000年後にやっと、伐採時の強度に戻るのです。200年間も、だんだん強靭さが増してゆくなんて、まるでプロのアスリート選手みたいですよね。
このような特性は、スチールや、他の木材には無い特徴です。
竹のように、ねばる強靭さ。
檜は実は、まるで竹のような粘りもあるのです。
元々、檜自体、他の木材と比較しても、圧縮、引っ張り強度共に群を抜いていますが、さらにねばりも持ち合わせているのです。
実際、最古の木造建築である、法隆寺の昭和大修理の折、解体途中、瓦の屋根土を降ろしていくと、なんと、屋根の重みで曲がっていた檜の垂木が元の姿に戻ったといいます。
| 木の種類 | 圧縮強度 (kg/cm2 |
曲げ強度 (kg/cm2) |
耐久性 耐朽性 |
|---|---|---|---|
| ヒノキ | 400 | 750 | 大 |
| スギ | 300 | 660 | 中 |
| 米ツガ | 350 | 630 | 小 |
つまり、あらゆる方向からかかる力に対しても、強靭さを発揮すると言えます。地震大国日本に、まさにうってつけと言えないでしょうか?
お風呂でも。
檜の名前の由来は、ご存知でしょうか?
檜は、元々「火の木」、つまり火起こしに使う木に由来しているとされています。火を起こせるほどよく乾燥しているからというわけですね。
木が腐る過程で活躍するのは、「腐朽菌」が原因です。そして、その「腐朽菌」が繁殖、活動するには、酸素と適度な水分、適度な温度、養分の4つが必要です。どれ一つかけても、生育することはありません。
檜は含水率(内部にある水分)の割合が極めて低く、さらに乾燥しやすい素材です。つまり、一度水に濡れても非常に乾きやすいのです。古人は、水に強いその特性を十分に生かし、檜風呂というものを作り上げました。
水分が乾きやすく、腐りにくい特性がなければ、檜風呂を作り上げることは不可能だったでしょう。
白蟻さえ寄せ付けない。
森の中の空気は、なんだか爽やかで、すがすがしいですよね。
これが、植物から発散されるフィトンチッドの効果です。実は、フィトンチッド(fitontsid)は、ロシア語なんです。その意味は、「樹木から放散されて周囲の微生物などを殺すはたらきをもつ物質」を意味します。(fiton=植物、tsid=殺す)
檜の精油には、ヒノキチオールなどの殺菌成分をはじめ、その他様々な成分が含まれています。その成分が作用して、檜の家に、白蟻は非常に寄り付きにくいのです。
実際、腐りやシロアリに強いことから、もっとも、腐りやすく、シロアリも来やすい、家の土台にも檜は使われてきました。
